僕も19の頃から高校生に教えてもう21年目。
大手予備校に入ってからでも16年目です。
いつの間にか教え子が数学の教師になるのも当たり前か。
今日は、今自分がどういう風に指導しているか(したいか)書こうと思う。
ちなみに、これを参考にしてほしいとか、そんなおこがましいことを思っているわけでは全くない。
それに、どう教えるのが一番いいかは多分、結論が出ない。
さらに、数年すると考え方も変わると思う。
でも、今思っていることを書いて、数年後にまた自分で見てみたいなと思うわけで…。
今日は教材の作り方について。
①つめこみすぎないこと
教材を作るときはどうしてもあれもこれもやりたくなる。
でも、そうすると、一つ一つの説明がおろそかになって結局何も残らないことが多い気がする。
今はすべて教材を自分で作っているからいいけど、河合時代は他人が作ったテキストだから、はまると悲惨だった記憶がある。
②網羅しすぎない
これも昔よく会議で言われた。
「これは頻出だから絶対にテキストに入れなきゃ!」
僕はさほど重要視しない。
網羅性だけ追求するなら、市販の分厚い参考書には絶対にかなわないし、①で書いたようにあれもこれも入れるのは間違いだと思う。
いろんな問題を網羅しても、結局、その範囲のやった問題だけしか解けないのでは無意味に違いない。
見たことがない問題をどう解けるかを養成するようなテキストになるよう問題を選ぶべき。
だから自分としては、
網羅性はほどほどに、あまり追求しすぎない!
③難しい問題を入れない
テキスト作るときはどうしても難しい問題をいれたくなる。
一般的に予備校のテキストは難しすぎる。
生徒の実際の学力に合っていない感じがする。
僕ら講師は年中問題見てるから、「またこれか」と飽き飽きしているけど、たいていの生徒の印象は違うはず。
難しい問題を解くのは講師としては楽しいし気分いいことだけど、それよりもむしろ
簡単な問題を生徒たちの気付かない視点で教えること
が重要だと思う。
予習で解けた生徒が授業を受けても、新たな発見、感動があるような授業を目指す!(理想)
また、気が向いたら続きかきます(笑)。