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2012年02月23日

皆さんはどうでしょう?

こんな記事が最近のってますね。


<橋下市長>小中学生に留年検討 大阪市教委に指示http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120222-00000026-mai-soci



いろいろ微妙な問題ですから、賛否両論あるでしょうが、基本的には僕は賛成です。


自分の意見としてはむしろ、各段階(小学校、中学校、高校)で卒業試験なるものを実施してもらいたいですね。

大学入試でいつも思うことですが…


現行の入試制度は、推薦入試、AO入試等、勉強しなくても大学に入れる仕組みが多すぎるように思います。そして、私立大学になると、特定の教科しか入試がないんです。それっておかしいと僕はずっと思っています。


この前聞いた話ですと、理系の大学なのに、数学が選択科目になっている大学もあるそうです(名前は伏せますが)。


そのような形態の入試で大学に入ってきた生徒の少なくない人数の生徒が「大学では、授業についていけない」ということになる。だから、「大学の1年時に高校(下手したら高校レベル以下)の復習から始める(予備校に依頼して高校の補修を始める大学もあると聞いています)」ことになっているのでは。そのような学生が最高学府である大学に合格できてしまう今のしくみはおかしいと思いませんか?

僕は、全科目、ある一定レベル以上の知識をもっているものに、大学を受験する権利を与えるようにするのがいいように思います(卒業試験)。


レベルなんてめちゃくちゃ低くていいんですよ。
ほぼ全員が受かる試験なんですから(ある一定程度の努力をすれば←というか、ある一定程度の努力をさせたい)。
現行のセンター試験をだいぶ易したもの(教科書の例題程度)で合格ラインも5割程度とかね。
一発勝負が可哀そうなら、3回実施して少なくとも一回受かればOKにすればいいだけだし。

卒業という資格である以上、一定程度の知識、教養をもった人間に育てることは教育のひとつの大事な使命(あくまでもひとつのですが)と思うのですがどうでしょう?

もちろん、これだけで解決できるほど簡単な問題でもないんでしょうけどね。


なかなか難しい問題ですが、教育者としては考えさせられる問題です。


いつも、公開授業とかで話すのですが、今は世界中の子供たちとの競争の時代です。いかに教育を通じて優秀な人財(東進ではこの字を使います)を育てていくかを皆で考えねばならないと思います。優秀な人材は学力だけではありませんが、学力は優秀な人材であるための必要条件です。


長文失礼いたしました。
  
Posted by 志田 晶 at 11:59TrackBack(0)