九大理系です。
第1問
回転体の体積。領域が回転軸に少しかぶっています。まぁ、これは、典型問題かな。九大対策理系数学1学期の10.1で話した2価関数ってやつです。
第2問
ABABAB=Eを利用した行列の問題。大学で群論やると出てくるAとBで生成される群を求めよという問題(自分自身をかけるとEになるので交互に掛けると書いてある)。位数が6ってことは、3次対称群か巡回群でこの場合は3次対称群に同型ですな(20年前に習った記憶がうっすらある程度だが、あってるかな?(笑))。
第3問
んっ。2次方程式に見えるが、パラメーター分離して、数Ⅲに持ち込んだ方が簡単です。なかなかよくできているな。
場合分けして、微分したときに同じ導関数になるのは実は当たり前。
第4問
数列。設定は珍しいが、結局は等比数列の極限の話。これもよくできている。
第5問
確率。これは、去年と同じでn=3の場合でも一般化して漸化式を作った方が早くミスなく求まります。
去年もそうでしたが、最近の九大の問題はよくできているように思います。決して難しくなく、それでいて、一工夫しないと解けない問題。僕らプロから見ても上手な作問です(上から目線ですみません)。